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お見合いをする人のすべてが結婚スタンバイオーケーとは限らない

一度だけお見合いをしたことがあります。当時6年以上付き合った方と破綻して、落ち込んでいた時に叔母がもってきた話です。

正式な釣書と写真を携えて。結婚などどうでもいいという投げやりな気持ちになっていた時分、チラリと見た写真の男性は意外とイケていました。

「両親が元気なうちに親孝行しなさい」という叔母の言葉が背中を押しました。5人兄弟の長男という彼は、人懐っこい性格で「なんでこんな人がお見合いなどする必要があるのだろう。彼女がいるんじゃないの?」と直感しました。

彼の反応はさて置き、彼のお母様がとかく私を気に入ってくれました。最初の段階で「あなたみたいな女性が嫁にきてくれたら、ホントいいんだけど」とまで言われました。

私自身の気持ちはといえば、長年付き合った彼と成就しなかった後では、もはや誰と結婚してもいっしょ、といったところでした。

打算的だと思えるかもしれませんが、その人と結婚することでどのようなメリットがあるだろうか、と考えました。実家がプチ資産家らしいので、金銭的に困ったときは助けてもらえる。

本人は上場企業に勤めている。背は高くないがちょっと甘いマスク、性格はわりとおっとりしている。ただあまり賢くないから、会話が面白くないなぁといったかんじでした。

私は、別に結婚熱があったわけではなく、結局のところ「気に入ってもらえたら嫁ぎましょうか」というスタンスでした。

お見合いですので、だらだら付き合うといったことにはなりません。話をすすめるのか断るのかと回答を求められます。

彼がオーケーを出し、それでは結納をいつにしようか、という話が出かかった時でした。彼の元カノがしゃしゃり出て「ちょっと待った」をかけてきたのは。

泣きながら「結婚しないで」とすがってきた姿に彼の気持ちは揺れたのです。もともと、その恋愛はきっちり終わっていなかったようでした。「やっぱり彼女しか考えられない」と彼。

最初に感じた「女性の影」はやはり存在していたのです。彼のお母様からは長い謝罪の手紙をいただきました。「あのバカ息子を許してください」とありました。