お花見デートでテンション上がり過ぎての告白

パートナーとなる人に告白されたのは知り合って二か月目、会ったのは五回目くらいの時でした。

お花見をしようと誘われました。パートナーが住む場所の近くに米軍キャンプがあり、そこに沢山桜があると言われたので行ってみました。

当日はとても良い天気で桜も満開でした。少し風が吹くだけで花吹雪が起きました。

正直、もう二十代も後半で、好きでもない相手に何回も二人きりで会おうなんて誘われることはないだろう。いずれ付き合うんだろう。

今日か、次かこの次くらいに正式に交際を申し込まれる、もしくはグダグダとお付き合い状態になるのだろうと予感していました。相手だって、その気が無い女が何度も何度も誘いに乗ることはないだろうと思っていたと思います。

そして、実際、お花見をして、ハンバーガーを齧っているときに、「付き合ってください」と言われました。特に凝った言葉もサプライズもありませんでしたが、十分嬉しかったです。交際するのはかまわなかったけれど、いつまでもグダグダやって逃げ道があるのは嫌だったので。

その日は桜をたっぷり堪能して、彼のお気に入りだとういうカフェでまた暫く話して別れました。

そして、夜にメールで改めて、今日のお礼と感想を言われました。そのメールの文の中に「今日の桜より綺麗だったよ」と書いてありました。マジでこんなこと書く人いるのかと衝撃でした。嬉しいというよりも、恥ずかしいというよりも、とにかく、衝撃的でした。

彼もおそらく、絶好のお花見日和と、交際スタートでテンションが上がり過ぎたのだと思います。

そのあと、半年後にプロポーズされ、さらに半年後に入籍し、さらに半年後に結婚式を行い、さらに半年後に新婚旅行へ行きました。なぜか深い意味はないのに、半年ごとにイベントがありました。

何回かケータイを買い換えましたが、「今日の桜より綺麗だったよ」のメールは残してあります。その場のテンションとノリの産物だということは重々理解していますが、私が一度でも誰かからこんなに賞賛されたのだという事実がとても私の自信になっています。

パートナーはやはり少しこのメールは後で恥ずかしくなったようです。まだ残してあると言うと、仕返しとばかりに私の歯に青海苔のついた写真を出してきます。まぁ、それでも、恥ずかしいだけでなく、このメールを出したことを後悔されないような女でいたいなとメールを読み返すたびに、嬉しさとともに、決意を改めています。

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